2022.06.27

20 忙しいビジネスパーソンは、 サプリの力を借りるのも手

忙しいビジネスパーソンは、サプリの力を借りるのも手


このように体づくりにおいて重要な役割を果たすビタミンやミネラルは、野菜や果物、豆類、乳製品、肉、魚など幅広い食品からとるのが理想です。


しかし、さまざまな種類のビタミンをまんべんなく摂取しようとすると、毎日たくさんの種類の食品を食べなければならなくなってしまいます。


しかも、ビタミンを多く含む果物は、糖質が多く含まれているため、食べすぎに注意が必要です。


さらに、水溶性であるビタミンB群と、ビタミンCは、尿として排出されやすく、体内に長時間とどまっていてくれない。
つまり、1日数回に分けてとることが必要になってきます。


また、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルは、かぎられた食品からしか摂取することができません。

忙しいビジネスパーソンにとって、食品のみから、これらの栄養素を摂取するのは現実的ではないのです。
 

食品からビタミン・ミネラルを摂取することの現実的な課題

多様な食品摂取の必要性と限界

 

ビタミンやミネラルを食品からまんべんなく摂取するためには、1日あたり30種類以上の食品を摂取することが推奨されています。これは、厚生労働省の「食事バランスガイド」においても示されている基準であり、健康的な食事を維持するためには、様々な食品を組み合わせて摂取する必要があります。しかし、現代の忙しい生活において、毎日これほど多くの種類の食品を摂取することは、時間的にも経済的にも非常に困難です。

また、各食品の栄養成分含有量は、収穫時期、保存方法、調理方法などによって大きく異なります。例えば、野菜を長時間保存すると、ビタミンCの含有量が減少する可能性があります。また、調理方法によっても、栄養成分の損失が生じる可能性があり、特に水溶性ビタミンは、茹でることで水に溶け出し、栄養成分が損失する可能性があります。

水溶性ビタミンの特性と摂取の難しさ

さらに、水溶性であるビタミンB群と、ビタミンCは、尿として排出されやすく、体内に長時間とどまっていてくれない。
つまり、1日数回に分けてとることが必要になってきます。

水溶性ビタミンは、体内で貯蔵されにくく、過剰に摂取しても尿中に排泄されるという特性があります。このため、一度に大量に摂取しても、体内に長時間留まることはできません。特に、ビタミンB群やビタミンCは、激しいトレーニングやストレスにより消費量が増加するため、定期的な補給が必要です。

研究によれば、ビタミンB群やビタミンCは、1日3〜4回に分けて摂取することで、血中濃度を一定に保ち、効果を最大限に発揮できる可能性があるとされています。しかし、忙しいビジネスパーソンにとって、1日3〜4回に分けて食事を摂取することは、現実的ではない場合があります。

ミネラルの摂取源の限界

また、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルは、かぎられた食品からしか摂取することができません。亜鉛は、特にカキやレバー、ナッツ類などに多く含まれていますが、これらの食品を毎日摂取することは困難です。また、マグネシウムは、特に海藻類や豆類、ナッツ類などに多く含まれていますが、現代の食生活では、これらの食品の摂取量が減少している傾向があります。

さらに、亜鉛やマグネシウムは、食品中のフィチン酸や食物繊維などと結合し、吸収が阻害される可能性があります。特に、植物性食品に含まれるフィチン酸は、亜鉛やマグネシウムの吸収を阻害する働きがあるとされています。このため、食品から摂取した場合でも、実際に体内に吸収される量は、含有量よりも少なくなる可能性があります。

躊躇せず、サプリの力を借りよう

マルチビタミンの基本と効果

そこで私は、「マルチビタミン」と「ミネラル」のサプリを摂取することをすすめています。
マルチビタミンとはその名の通り、必要なビタミンをまんべんなく組み合わせたサプリメントのことです。


もちろんサプリさえ飲めば万事OKというわけではないのですが、
「一生懸命がんばっているのに、なんとなくトレーニングの効果が出にくい」
「もっと効率よく結果を出したい」
というときは、ビタミンやミネラルが不足している可能性があります。


そんなときはマルチビタミンを是非試してみてほしいです。

マルチビタミンは、複数のビタミンを組み合わせたサプリメントで、通常、1日あたりの推奨摂取量の100%を満たすように設計されています。これにより、1日1回の摂取で、必要なビタミンを効率的に補給することができます。ただし、マルチビタミンは、食品の代わりになるものではなく、あくまで食事の補助として使用することが重要です。

研究によれば、ビタミンやミネラルが不足している場合、サプリメントによる補給により、トレーニングのパフォーマンス向上や筋肉の回復促進が期待できる可能性があります。特に、激しいトレーニングを行う場合や、食事が不規則な場合には、サプリメントによる補給が有効であるとされています。ただし、これらの効果は個人差があり、すべての人に同様の効果が現れるわけではありません。

ミネラルサプリの重要性:亜鉛とマグネシウム


また、ミネラルのサプリでオススメなのは「亜鉛」と「マグネシウム」です。

前述の通り、これらは、鉄とは違い、かぎられた食品にしか含まれないため、サプリで補わないと、不足しがちだからです。

亜鉛は、特に激しいトレーニングを行う場合や、発汗が多い場合には、汗とともに失われるため、より多くの摂取が必要になる可能性があります。また、亜鉛は、タンパク質の合成にも関与しており、特に筋タンパク質合成において重要な役割を果たします。研究によれば、亜鉛が不足すると、テストステロンの分泌が低下し、筋タンパク質合成が阻害される可能性があるとされています。

マグネシウムは、特に激しいトレーニングを行う場合には、筋肉の収縮により消費量が増加するため、より多くの摂取が必要になる可能性があります。また、マグネシウムは、ATP(アデノシン三リン酸)の産生に関与しており、特に筋肉のパフォーマンスにおいて重要な役割を果たします。研究によれば、マグネシウムが不足すると、筋肉のパフォーマンスが低下し、疲労感が増大する可能性があるとされています。

女性における鉄の補給

なお、女性は、生理によって鉄不足になりがちなので、サプリで補うのもいいと思います。
実際、私のまわりのボディビルダーは、プロテインよりもマルチビタミンを飲んでいる印象があります。

女性は、月経により毎月約20〜40ミリグラムの鉄を失うため、男性よりも多くの鉄を摂取する必要があります。特に、激しいトレーニングを行う場合には、酸素需要が増加するため、鉄の需要も増加します。研究によれば、女性アスリートの約30〜50%が鉄不足の状態にあると報告されており、サプリメントによる補給が有効であるとされています。

サプリの選び方:価格よりも内容を重視

栄養成分表示の確認方法


ところで、マルチビタミンのサプリは、いろいろな会社が発売しているので、どれを選べばいいか迷ってしまうこともあるかと思います。

そんな時はパッケージの裏に記載されている栄養成分表示を見比べて、なるべく栄養成分の含有量の多いものを選んでほしいです。

栄養成分の多い商品は、そのぶん価格も高いですが、当然効果も高い。

サプリを選ぶ際には、栄養成分表示を確認し、各ビタミン・ミネラルの含有量を比較することが重要です。特に、1日あたりの推奨摂取量に対する割合(%DV)を確認することで、各サプリの含有量を比較することができます。また、含有量が多いからといって、必ずしも効果が高いとは限りませんが、一般的には、含有量が多いサプリの方が、効果が高いとされています。

さらに、サプリの品質も重要な要素です。特に、GMP(Good Manufacturing Practice)認定を受けている工場で製造されたサプリは、品質が保証されており、安全性が高いとされています。また、第三者機関による品質検査を受けているサプリも、信頼性が高いとされています。

サプリへの投資としての考え方


サプリももちろん自分への投資だと考えてほしい。
ちなみに私は、「HALEO」や「ゴールドジム」のサプリメントを愛飲しています。あとバルクス。

サプリは、食品と比較して高価である場合がありますが、長期的な健康維持やトレーニングのパフォーマンス向上を考えると、投資する価値は十分にあると言えます。特に、忙しいビジネスパーソンにとって、時間を節約しながら、必要な栄養素を効率的に摂取できるという利点は、大きなメリットとなります。

ただし、サプリは、あくまで食事の補助として使用することが重要であり、サプリに頼りすぎることは避けるべきです。また、過剰な摂取は、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、推奨摂取量を守ることが重要です。特に、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)は、体内に蓄積されるため、過剰摂取には注意が必要です。

 

★POINT サプリを選ぶ際は、価格ではなく内容をよく確認しよう。

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